堀・水谷合同ゼミについて(2011〜現在)

2011年からゼミ活動は運動を通して自己の身体を知り、技術を通して、知識を得る形に切り替えました。

具体的な説明は以下のとおりです。

 

 

ゼミ名:健康スポーツゼミ 2:痛みと障害担当   

         

ゼミ目標

 本ゼミでは特にスポーツを中心に据えた研究・活動を行います。ただし、ここで言うスポーツとは単なる競技の障害予防やパフォーマンスアップだけでなく、健康作りや地域社会におけるセラピストの役割を考えるという意味を含みます。また、本ゼミは水谷ゼミ(健康スポーツゼミ1:体力とパフォーマンス)と共同して行います。共同の中で特に痛みに関すること、障害に関することを取り上げて研究を進めます。

 

ゼミ内容 (① 研究以外に活動予定② ゼミを運営する にあたって重視するもの)

本ゼミは研究のみならず、フィールドワーク(社会貢献活動)を行っていきます。例えば、高校での健康支援事業活動(三島高校)です。また個人が自分のフィールドを持つように心がけてくれる学生を歓迎します(出身校の部活動指導など)。

最も重要と考えるとの出席状況です。報告・連絡・相談がきちんとできる学生作りを目指します。少々、体育会系のゼミになると思います。その覚悟をして参加ください。

 

ゼミの進め方 (① 研究のタイムスケジュールや集まる頻度など、② 研究を進めるにあたって重点を置くもの)

①走ります(企業との共同研究事業における実験を含む)

②フィールドワークを取り入れることからゼミの開催を土・日や長期休みの中に組み込むことがあります。その際は、アルバイトなどよりゼミを優先できることを望みます。

 

研究課題 (進行中の研究や今後進めたい研究があれば具体的にご記入下さい) :

地域に根ざした理学療法士のあり方の検討

有痛性疾患に対するアプローチを考える。

痛みの存在意義の探求(堀の本来の専門:今年は痛みについてじっくり考えることもしたいですね)

 

ゼミ活動において研究以外に特徴となる活動(学会・研究会への参加、調査旅行、ゼミ旅行など) :

一緒に走る、大会に参加する(1月と3月にハーフマラソンを走る。できればフルマラソンも走りたいです。)

一緒に社会に貢献し地域での理学療法士の活動を経験する

8月にはランニングと勉強の合宿に行く。

 

 


痛みゼミについて(在学生向け)(〜2011年)

ゼミは主に痛みをキーワードに考えて進めています。
そのために1期生の頃から「痛みゼミ」と呼んでいます。
痛みのみの研究ではありませんが、基本的にゼミで話をするためのスタートキーワードと考えています。
また、ゼミが3年生後期から始まり、卒論を書く間に臨床実習を経験します。
そこで見つけた臨床的なテーマを持って帰ってきて研究するという形でも良いと考えています。
最終的に自分で見つけた問いに対して自分なりの回答ができれば合格であると考えています。
インパクトファクターのある研究よりも自分で回答を導き出して、自分なりに納得ができる研究を推奨しています。
(もちろん、納得ができインパクトファクターがあるものに越したことはないのですが)

 

この活動は終了しました

なお、3年次のゼミでは年に最低一回映画を見ます。

その映画をテーマとして議論を行います。

何か共通の感覚を持って、自分の感覚について表現し、それを言葉として共有し直したいというのが目的です。

 

2006年度 『デッドマン・ウォーキング

2008年度 『潜水服は蝶の夢を見る

2009年度 『ユリイカ』

 

※2007年度は『パッション』を見るつもりにしていましたが僕がノロウイルスに感染して中止になりました。

 

 


指導論文題目

2013年度

  • スマートフォンを使ったランニング時の加速度計測における固定方法の検討
  • 寒天および牛肉に対する超音波照射による温度変化についての研究
  • ドローインが動的バランスに及ぼす効果について  
  • ドローイングを行うと腰部の筋発揮・重心の動揺にどのような結果が出るのか~床からの荷物の持ち上げ動作での検証~
  • サッカー経験者と未経験者のキック動作における重心動揺の違いおよびキックの正確性の関連について
  • ランナーに対する体調確認とランニング時の気温・湿度と心拍数の関係

 

2012年度

  • 研究データの取り扱い方の差による考察の違い
  • 固定テーピングとアーチサポート
  • ランナーはテーピングを使用したいと思うか?
  • ランニング活動を通して得られた変化についての報告

 

2011年度

  • 不安と痛みの感受性
  • 日常にひそむ不安〜学内アンケート・インタビューを通じて〜
  • 行動分析学アプローチによるモチベーションの向上〜行動分析学とモチベーションとは〜
  • 共感すること〜患者と信頼関係を築く方法〜
  • 精神疲労と痛みの感受性の関係〜私が臨床実習で感じた、患者の痛みの変化〜

 

2010年度

  • 手術経験のある者とない者における痛みの感受性の違い
  • 痛みはどのような言葉で表現されているのか~より良い痛みのインタビューに向けて~
  • 痛みの感受性とストレスの関係性について〜大学生の生活場面からの実態調査〜
  • 性格による痛みの感受性の違いについて~エゴグラムに基づいた性格検査と痛みとの関係~
  • 痛みの感受性~不安・抑うつについて~
  • 生育歴の相異における痛みの捉え方の違いについて

 

2009年度

  • 高齢者の精神機能面とIADLの関係に関する研究 ~地域在住高齢者へのアンケート調査~
  • 慢性疼痛と性格の関係について
  • 腰痛とのつきあい方 〜学内アンケート調査〜
  • 日常生活からくる腰痛 〜学内アンケート調査〜
  • 高齢者の外出頻度に影響を与える要因
  • 腰痛に対する評価 〜立位体前屈時の骨盤可動性と腰背部筋筋活動の関係から〜

 

2008年度

  • "じーん"と"じんじん"と"ずきっ"‐遅発性筋痛の予防法確立に向けて‐
  • 痛みを処理する心の働き ~ラザラスの心理ストレス論からの観点~
  • 「痛みが人の受療動向に与える影響」 -痛みが病院へ駆り立てる-
  • 疼痛による筋力・筋出力の変化について ~多少痛くても動けないことはないという結論にいたって~
  • 痛みの責任 ~鎮痛,除痛の必要性について~

 

2007年度

  • 注意を選択する脳機能
  • well beingの確保のために私たちが行うこと-ストレスとそれに対するコーピングについて-
  • 痛みをとらえるためにはどうすればよいか--心理的ストレス論からの考察--
  • 幻の痛みなのか? ~幻肢・幻肢痛の発生機序からの考察~